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食べ物を捨てない! みんなの「使いきる」アイデアフラッシュ。
食べ物を捨てない! みんなの「使いきる」アイデアフラッシュ。
■たくさんのアイデアから、自分ができそうな「捨てない工夫」を見つけよう!
日本でも大きな問題となっている食品ロス。食べられるのに捨てられてしまう食品の全量のうち、半分は家庭から排出されており、「賞味・消費期限切れ」や「食べきれずに捨てる」などの理由で捨てられています。ということは、各家庭で少しずつ食品を捨てない工夫をすれば、おのずと食品ロスの量は減ってくるはずです! そこで今回のWNNでは、日常生活のちょっとした工夫&ほんの少し行動を変えるだけで食品ロスの減少に貢献できるたくさんのアイデアを用意しました。
「これなら私も試せそう!」そんなアイデアを見つけて、気軽に“ごみダイエット”を始めてみませんか?
■買い物時の工夫
★買い物に行く曜日を決め、その日を基準に1週間分の献立を考える。その週に使わない食品は買わないようにすると、賞味・消費期限切れや使い残しで捨てることがなくなる。
★大根など大きな野菜を買う時は、半分にカットされたものなど食べきりサイズを買い、家で余りが出ないようにする。
★マイバッグに入る量だけを買う。
★生産者が直売しているお店を利用する。商品が新鮮なので、賞味期限までの期間が長くなる。
★できるだけ賞味・消費期限の近いものから、使いきれる量を買う。そうすると、自宅で食べきれるだけでなく、お店でも期限切れで廃棄する量を減らすことができる。
★買ってきた食品は、レジのレシートを参考にスマートフォンのメモに書き込む。肉や魚は消費期限の日付、野菜や果物などは購入日、調理したものは調理日でそれぞれ分類する。買い物の時は、このメモを確認しながら新しい食品を購入する。
★冷蔵庫や食品庫の在庫を確認し、買い物リストを作成する。賞味・消費期限が近いものから購入する。
★賞味期限切れで捨てることが多いモヤシや豆腐は安売りに手を出さず、使う分だけしか買わないことにする。
★つい買い過ぎてしまうので、空腹時の買い物は避ける。
■冷蔵庫活用の工夫
★冷蔵庫内に賞味・消費期限の切れそうなものを入れるトレイを用意し、手前に出して整理する。
★冷蔵庫の上の段から順番に、賞味・消費期限の近いものを入れるようにする。
★冷蔵庫に保管している食品の賞味・消費期限と材料の把握をこまめにし、レシピアプリを利用して自宅の在庫分で料理を作る。
★外側にマグネットがついた台紙を用意し、冷蔵庫内にある食品の名前を付箋に書き込み台紙に貼りつける。買い物の時に持ち歩いたり、冷蔵庫に貼ったりして活用する。
★冷蔵庫の扉にホワイトボードを貼り、よく使う食材をマグネットにして貼る。賞味・消費期限、開封日などを記入。あまり使わないものは「その他」欄にメモ書きしておく。
★食品の賞味・消費期限を書いたカレンダーを冷蔵庫に貼っておく。
★多く買い過ぎた食品、作った日に食べきれない料理などは冷凍保存する。
★自分の好きな曜日を「冷蔵庫すっきりデー」に決める。当日は冷蔵庫の残り物で調理。冷凍にした方がよいものは小分けにして冷凍。冷蔵庫をすっきりさせ、何があるか確認してから買い物に行く。
★野菜室の中の使いかけの野菜は1つの容器やビニール袋に入れるなどして、使い忘れがないようにする。
★冷蔵庫の中は定位置を決めて、ひと目見て在庫が分かるようにする。
★買い物に行く前に、携帯電話のカメラで冷蔵庫の写真を撮る。
★野菜を買ってきたら、長持ちするように工夫してから冷蔵庫に保存する。買ってきたまま冷蔵庫に保存するとすぐにダメになってしまうため。
★こまめに冷凍し、残ったものは再利用する。おでんの汁を冷凍して筑前煮のだしに、残ったらまた冷凍してきんぴらごぼうのだしに、と使う。いろいろなうまみが出ておいしくなる。
★冷蔵庫に買ったもののレシートを貼る。定期的に冷蔵庫をチェックし、なくなったものを赤ペンで消していく。
★ホウレンソウ、コマツナ、三つ葉などは購入後すぐ軽くゆで、使いやすい大きさに切り、ラップに並べて冷凍保存する。必要な分だけ折って使う。
★カボチャ、グリーンピース、セロリの葉などは、必要に応じた形、大きさに切ってゆで、冷凍保存する。
■食品のごみを増やさない・食品を使いきる工夫
★生ごみをたい肥化して、家庭菜園などに使う。
★各家庭の賞味・消費期限間際の食品を持ち寄って、個人の家で「家飲みパーティ」を開催する。
★食卓でそれぞれの食べる分をワンプレートに入れ込んで、その分は必ず食べてもらう。大皿盛り付けをやめる。
★魚等の干し網を使って生ごみを外で干すと、捨てるごみのかさが減る。
★食べ物を捨てること以外にも選択肢がある。余っている食べ物を、必要としている人たちへおすそわけする「フードバンク」を活用する。
★まとめ買いしたものをグループでシェアしたり、家族や友達と一緒に食事したりして食べきる。
★食べきれないものを近所知り合いの人などにおすそわけする。
★こまめに火を通して食べきる。それでも残ったらたい肥用にコンポストに入れる。
★賞味・消費期限が切れてもすぐに捨てたりせず、自分の感覚を頼りに使いきる。
いかがですか? 明日からすぐに始められそうな、気軽なものもとても多かったと思います。この中から「やってみたい!」と感じたアイデアを、ぜひ明日から実践してみましょう!
参考文献
朝日新聞(2016)『食品ロス、半分は家庭から 捨てないヒント集』 朝日新聞社
朝日新聞(2017)『食べ物は掃いて捨てるほどある 日本にはびこる食品ロスの真実』 朝日新聞社
大分県大分市 食品ロス0(ゼロ)宣言! アイデア集
埼玉県加須市 食品ロスを減らすアイデア集
静岡県 ふじのくに食べきりやったね!チャレンジ
富山県 食品ロス削減アイデア受賞作品
北海道札幌市 ごみ減量アイディアコンテスト
※本記事が掲載されていたモッタイナイキッチンは2022年10月にワケルネットへ統合されました。本記事は統合される前にモッタイナイキッチンで公開された情報となります。