Q & A

Q&A 4.リサイクルの流れ

リサイクルの流れ

Q4-1 リサイクルできるものはどうなりますか,できないものはどうなるのですか?

A リサイクルできるものは,選別施設でリサイクル不適物の除去などを行った後,それぞれの資源業者により再資源化されます。リサイクルできないものは,焼却施設で焼却し,焼却灰や資源化施設で資源化できなかった不燃物は石積埋立処分場で埋め立てられます。

Q4-2 リサイクルされるものは具体的にはどのように処理されて出荷されるのですか?

A紙類や布類,プラスチック資源,ペットボトルはベーラーという機械で圧縮・梱包し大きな四角の固まり(ベール)にして出荷します。紙で1トン,プラスチック資源で300kgぐらいの重さです。缶類はプレスして30cm×60cmぐらいの固まりにします。ビールびんなどのリターナブル容器はケースに入れてそのまま出荷し,その他のびん類はカレットにして無色,茶色,その他の3種類の色別にトラックで運びます。

Q4-3 リターナブルびんはどうなるのですか?

Aビールびんや一升びんなどのリターナブルびんは,リターナブルびんを専門に扱う業者によって分類・洗浄してメーカーに納められ,再び利用されます。洗浄するだけで良いため,最も環境に優しい素材といえます。その他のびんはワンウエイびんと呼ばれ,一度使われた後は細かく砕かれ,道路舗装材や建築材料として,または溶かした上でびんなどとして再生利用されます。

Q4-4 「軽量びん」というのは,ただ軽いだけですか?

A軽くて繰り返し使用しても強度が落ちないびんです。製造過程でも資源が節約され,輸送エネルギーも減らすことができます。

Q4-5 「資源化施設」とは何ですか?

A仙台市の資源化センターは缶・再使用びん・ガラスびん・ペットボトルなどの種類ごとの選別や異物の除去を行い,それぞれの資源業者に引渡すリサイクルのための最初の工程を行うところです。市内には松森と葛岡の2箇所に資源化センターがあります。また,民間施設にもプラスチックの資源化施設と缶・びんの資源化施設があります。

Q4-6 アルミ缶やスチール缶は何回もリサイクルできるのですか?

A何回もリサイクルできます。缶から缶にリサイクルする率はアルミ缶で71.4%で(平成30年度実績),スチール缶は鋼材など様々なものに再生されています。

Q4-7 服などの古布はどのようなものにリサイクルされるのですか?

A古着として使えるものは輸出され,その他木綿などの服は工場で油をふき取る雑巾(ウエス)になります

Q4-8 紙はどのようなものにリサイクルされるのですか?

A新聞紙は新聞や雑誌に,ダンボールはダンボールに,雑誌・雑がみは紙箱や絵本,紙パックはトイレットペーパーやティッシュペーパー,紙ひも,うちわの紙などになります。

Q4-9 プラスチックはどのようにリサイクルされるのですか?

A店頭などで回収された発泡スチロールトレイは同じくトレイにリサイクルされます。それ以外のプラスチック資源は,日用品などのプラスチック製品の材料や,熱分解して油分を生成し,燃料などになります。

Q4-10 牛乳パックは何にリサイクルされるのですか?

Aトイレットペーパーのほか,ティッシュペーパーや紙ひも,うちわの紙などになります。

Q4-11 プラスチックでも腐るものはありますか?

A生分解性プラスチックといって自然界の微生物の働きによって,最終的に水と二酸化炭素に分解されるプラスチックが開発,実用化されています。まだ価格が高いこともあり普及はそれほど進んでいませんが,今後利用と拡大が期待されています。