モッタイナイキッチン

「モッタイナイ」を家族のごちそうに! 第1回

モッタイナイ × 野菜屋カフェ ヴェルデ

「モッタイナイ」を家族のごちそうに!
第1回 余り野菜や切りくず、
捨てずにおいしく食べましょう!

2021.03.31 掲載

毎日の料理の下ごしらえの段階で、ちょっとずつ出てしまう野菜の皮や芯、外葉。冷蔵庫の隅に少しだけ残った余り野菜。「どうせこれだけだから」とついつい捨ててしまいがちですが、1週間を通して考えるとかなりの量になるはず。まな板や冷蔵庫に残ったそのひと掴みの「野菜くず」、ポリ袋や保存容器に「とりあえず保存」しておいて、奥村さん直伝のカレーに活用しましょう。野菜だけなのに、驚くほどに味わい深いヘルシーカレーが楽しめます。また、トマトソースやシチューなどにも応用できて便利です。「その時季それぞれの野菜で作るカレーなので、いつも同じ味わいになることはありません。夏には夏の、冬には冬のおいしさを楽しんでください」

※原稿内容は2021年3月31日時点の情報です。

こちらでご紹介しているカレーが「SDGsカレー」に進化して、さらに美味しさパワーアップ!
詳しくはこちら↓をチェック!
https://cafe-verde.jp/2021/09/sdgs-curry/


すりおろし野菜のごった煮カレー

材料

  • 野菜の芯や皮、根、外葉といった切りくずや余り野菜
  • 玉ねぎ…大1個
  • ニンニク…適宜
  • 生姜…適宜
  • オリーブオイルやサラダオイルなどの炒め用油…適宜
  • 塩、胡椒…適宜
  • スパイス…好みのものでOK
  • カレー粉またはカレールゥ…適宜

❶野菜は繊維を断つように刻み、人参など根菜のヘタやキャベツの芯といった硬い部分はやや細かめに。葉ものなどの柔らかいものは大きめで可。玉ねぎはみじん切りに、ニンニクと生姜はすりおろしておく。

奥村シェフ「後ほどミキサーにかけるので大きめカットで大丈夫ですが、繊維を断つように刻むと火の通りや口あたりが断然よくなります」

❷オリーブオイルやサラダ油など、好みの油を鍋にひき、火の通りにくい野菜から順に鍋に入れる。

奥村シェフ「意外なものではナスのヘタや水菜の根元などもいい味が出ます。ピーマンのヘタやワタは苦味が出るので、好み次第ですね」

❸ニンニクと生姜、スパイスを入れて炒め合わせ、香りを立たせる。

奥村シェフ「市販のルゥを使うレシピですが、スパイス使いで個性が出ます。必ず入れてほしいスパイスはクミンとレッドペッパー、ブラックペッパー。私のおすすめは山椒とクローブ、タイムです」

❹塩を投入し、野菜から水分を出すように炒めていく。様子を見て炒め油を追加する。

奥村シェフ「炒め時間は量にもよりますが、4人前程度の量で20分くらいでしょうか。炒め終わりにすべての素材の火通りが均一になるようイメージしてください」

❺野菜全体がかぶるくらいの水を入れ、強火で沸騰させたらアクを取り、中火で全体が柔らかくなるまで煮込む。

❻十分煮込んだらカレールゥを入れ、さらに15分ほど煮込む。

奥村シェフ「カレールゥを入れる前の段階でミキサーにかければ、いろいろな煮込み料理に使える旨みペーストに。ルゥの代わりにトマトの水煮缶を入れればトマトソースになります。冷凍保存もききますよ」

❼火を止め、粗熱が取れたらミキサーにかける。ミキサーで回す時間によって食感が変わるので、野菜の粒を感じたい場合は短く、なめらかに仕上げたい場合は長めに。

奥村シェフ「本当はミキサーにかける前に一晩寝かせるのがおすすめです」

❽温め直し、好みの揚げ野菜や蒸し野菜、焼き野菜とともに盛り付けて完成。

奥村シェフ「具は別調理にして添えると見た目にも美しく、味わいも鮮やか。火の通りにくい芋類などは、レンジで加熱してから揚げたり焼いたりすると失敗しません」

❾トマトソースに仕上げたバージョンをパスタで。
旬のゴロゴロ野菜がたっぷりの「畑ナポリタン」。ベースの野菜の風味がしっかり活きています。


「モッタイナイ」を家族のごちそうに!

第1回 → 余り野菜や切りくず、捨てずにおいしく食べましょう!

▼野菜屋カフェ ヴェルデ
仙台市青葉区錦ケ丘1-3-1 錦ヶ丘ヒルサイドモール1F【Googlemap
11:00~15:00(土・日曜、祝日 11:00~17:00、※ディナーは予約にて営業)
休 / 第3水曜
駐車場 / 1000台