モッタイナイキッチン

「モッタイナイ」を家族のごちそうに! 第3回

モッタイナイ × 野菜屋カフェ ヴェルデ

「モッタイナイ」を家族のごちそうに!
第3回 大人も子供も大満足!
枝分かれレシピで家事と育児を効率的に

2021.03.31 掲載

小さなお子さんや赤ちゃんがいるご家庭、さまざまな年齢や食の好みが混在するご家庭では、それだけ作る料理の品数も増え手間も2重3重に。特に、ベビーフードづくりと大人の食事づくりの両立が、若いおかあさんたちの悩みどころなのだそうです。今回は、『野菜屋カフェ ヴェルデ』の隠れた人気メニューである野菜たっぷりの「赤ちゃんランチ」のレシピとともに、ベビーフードと大人のごちそうスープを同時に完成させる時短レシピをご紹介。「柔らかく煮たりすり潰したり、ベビーフードには大人のための料理にはない手間がかかりますし、味付けも大人用とは異なる配慮が必要。毎日いちから作ることを考えると相当大変ですが、まとめ調理&冷凍保存が可能で、そこから複数の料理に展開できるレシピがあれば、日々の家事と育児が少しだけ楽になるかもしれません」。


オーダーメイド野菜がゆ

材料

  • 赤ちゃんの月齢に合わせたおかゆ
  • 豆腐ペースト
  • カボチャ、人参、グリンピース、ビーツ、かぶなどの野菜ペースト

❶赤ちゃんが5~6か月程度であれば10倍粥、7~8か月で7倍粥、9~11ヵ月で5倍粥を炊き、1食分ずつ小分けにして冷凍しておく。

奥村シェフ「シリコン製の製氷皿を利用して冷凍すると、量を一定に管理できるのでとても便利です」

❷豆腐は軽く茹でて水切りし、ミキサーでなめらかなペースト状に。

奥村シェフ「ベビーフードにぜひとも加えたいたんぱく源。豆腐はもちろん、シラスや白身魚なども同様にペースト状にし、製氷皿冷凍しておくと組み合わせのバリエーションが増えます」

❸今回はカボチャを調理。丸のまま柔らかく蒸したカボチャは表皮を削ぎ取り、ざくざく刻む。

奥村シェフ「旬の野菜は品質の良いものがお手頃な価格でたくさん手に入るので、赤ちゃんにもぜひたくさん食べさせてあげてください」

❹刻んだカボチャをミキサーにかける。ミキサーが回りにくい場合は少量の水を足す。粗熱をとったペーストは製氷皿に入れ冷凍しておく。

奥村シェフ「ここまでの段階で味付けをしていないので、ここからの工程で赤ちゃん用・大人用や複数の好みに合わせた味付けなどに展開することができます」

❺冷凍保存しておいたお粥、カボチャペースト、豆腐ペーストを全体の2倍程度の水とともに火にかける。溶けて煮立ったら火を弱め、全体を混ぜながら少し煮込む。

奥村シェフ「赤ちゃんの月齢や好みに合わせてペーストの種類やなめらかさ、味付けに変化を持たせると、さらにバリエーションが広がります」

大人のクリーミーカボチャスープ

材料

  • カボチャペースト…製氷皿3ブロック程度(約22㎖×3個)
  • 牛乳…約200㏄
  • 塩、胡椒…適宜

❶ベビーフード用につくったかぼちゃペーストの冷凍保存ブロックに3倍相当の牛乳を足し、火にかける。

奥村シェフ「大根やかぶなどは、牛乳ではなく和風だしと合わせてもおいしいすり流しのお椀になります」

❷弱火でゆっくりブロックを煮溶かし、塩、胡椒などで適宜味付けする。

奥村シェフ「野菜本来の味わいがありますので、味付けは控えめに」

❸適度に煮詰まりとろみが出たら、盛り付けて完成。

奥村シェフ「朝の忙しい時間などは、赤ちゃん用フードと大人用スープが同時進行かつ5分程度でできるので、ぜひ活用してみてください」

「モッタイナイ」を家族のごちそうに!

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▼野菜屋カフェ ヴェルデ
仙台市青葉区錦ケ丘1-3-1 錦ヶ丘ヒルサイドモール1F【Googlemap
11:00~15:00(土・日曜、祝日 11:00~17:00、※ディナーは予約にて営業)
休 / 第3水曜
駐車場 / 1000台