Q & A

Q&A 1 環境とリサイクル

環境とリサイクル
Q1-1 環境破壊とはなんですか?

A環境は自然環境と生活環境に分けることができます。自然環境の破壊は人間が開発によって森林を切り開いたり,海や湖沼を埋め立てたりすること,工場や自動車,家庭などから大気中に二酸化炭素や化学物質などが増加することなど,人間の営みの結果,それまでの環境が悪化する場合をいい,地球温暖化や酸性雨などの地球環境問題も環境破壊ということができます。
生活環境の破壊といった場合は道路や建物等開発の影響で日照や騒音,悪臭,ばいじん等日常生活上の問題が起こることをさします。

Q1-2 リサイクルは環境にどのように関係しているのですか?

Aごみの中には紙,鉄,アルミ,びんなど資源としてリサイクルできるものが数多く含まれています。分別することにより様々な資源がリサイクルされれば,それだけ天然資源を長持ちさせることになるだけでなく,天然資源から製品をつくるより大幅にエネルギーを節約することができ,環境に与える負荷を軽減することができます。また,熱帯雨林を始めとした貴重な森林の破壊を食い止めること等にもつながります。

Q1-3 リサイクルは世界にどのような影響を与えているのですか?

A20世紀は大量生産・大量消費の世紀,21世紀は環境の世紀といわれています。限りある資源をリサイクル(循環)させる社会をつくっていくことは世界共通の重要な課題となっています。生産・流通・消費の各段階において,リサイクルを考えていくことで,産業も人々の生活も価値観も大きく変わりつつあります。

Q1-4 社会にとってリサイクルは大切ですか?

Aリサイクルをすすめることは限りある資源を大切に使うこと,環境負荷を減らすこと,そして新しくつくることが難しい最終処分場を少しでも長持ちさせるためにも非常に重要です。

Q1-5 今後,私たちがしていかなければならないことはなんですか?

Aごみの分別,リサイクルにより「資源」の回収量は増加しました。しかし,環境への負荷を軽減し,限りある資源を大切に使うために,一番大切なのはそもそもごみを出さないこと“リデュース”です。2番目は何度でもくり返し使う“リユース”,最後に出てしまったごみを出来るだけ分別し,資源として再生利用する“リサイクル”となります。できるだけ3R(リデュース,リユース,リサイクル)の実行を心がけましょう。