子供が少ないからこそ、みんな仲良し!
「私たちは特別なことはしていないと思いますよ。うちが取材されていいのかなあ。」と笑顔で話す子供会世話人の居川美貴さん。
ここ宮城野区鶴ケ谷地区は、昭和40年代に造成された住宅地で、市内でも最も高齢化の進んでいる地区の一つです。そのような中で鶴ケ谷7丁目南子供会は年間を通して毎月各戸回収を続け、年間回収量も団体平均の1.5倍(約30トン)と非常に多い団体です。どこにその秘訣があるのでしょうか。
1.活動内容について
集団資源回収は貴重なコミュニケーションの場
地域に根ざした活動
この地区では、集団資源回収は毎月行われる町内会の公園清掃と同じ日に実施されています。このため、町内会との連携も大いに図られていているとのこと。毎月定例的に実施していることから、地域の住民のライフサイクルにも組み込まれているようで、実施日まで資源物を貯めていてくれるお宅も多いとか。
また、子どもたちの声がうるさいのではないかと心配することもあるそうですが、地域の人たちからは、「むしろ子どもの声が聞こえる方がいい」と受け入れてもらっているそうで、地域の支援体制も整っているようです。
2.活動の様子
3.取材後記
この地区の世帯は約210世帯。決して大きな規模というわけではありません。また、子どもの数は多いときの約5分の1の21人にまで減少しています。運営面では大変なこともあるようですが、仲が良く、楽しんで取り組んでいる様子が印象的でした。そして、継続して定例的に実施していることが、地域の協力を得られることに結びついているようです。それには、日頃から声を掛け合うなど小さな積み重ねが、繋がりを深める一歩となり、目に見えない効果をもたらすのかもしれません。
最後に、取材にご協力いただいた子供会の皆様、ありがとうございました。
次回は、この記事をお読みいただいているあなたの街に伺うかもしれません!
(2012.10.27、11.4取材)